ドイツ在住 マルカの部屋

時にしょっぱい海外生活を楽しく乗り切るブログ

姪っ子の誕生日に募った夫へのモヤモヤ

私には妹がおり、その夫、つまり私にとって義理の弟がとてもいいヤツ。

 

先日日本で妹の家へ遊びに行った時のこと。釣りが趣味の義弟が所有する出刃包丁を、妹が料理に使ったのですが、だらしがない彼女はそれをすぐに洗わずにしばらく放置していたようなのです。それにより、錆らしきものが発生…。

 

「なぁこれさぁ、カズエおばあちゃんからもらった形見の包丁やねんで?大切なものやねんからこんなふうに扱わんといてや!!」

 

と義弟はブチギレ。妹は口を尖らせていたけれど、「コイツなんてええヤツなんやろう」と、私は感動したのでした。

 

というのも、「カズエおばあちゃん」というのは彼の祖母ではなく、私たち姉妹の去年亡くなった祖母なのです。自分の祖母でもない、私たちの祖母のことを、大切に思ってくれているというのが本当に有り難かったし嬉しかったんですよね…。

 

翻って我が夫。

 

昨日は夫の兄の娘、つまり私たちの姪っ子ちゃんのお誕生日でした。

 

毎年、夫の兄家族の誕生日には、夫婦でプレゼントを選んで贈り、当日には電話をかけてお祝いします。今年も同じようにプレゼントを送り、昨日は電話もかけました。

 

私にとっても可愛い可愛い姪っ子ちゃん。お祝いできることは私もとても嬉しいのだけれど、ただ一点、楽しそうに電話をかける夫を見ていると沸々と湧いてくるモヤモヤが。。

 

あなたはドイツの姪っ子の誕生日はこうして祝うのに、なぜ日本の甥っ子の誕生日は祝ってあげないんですか???

 

私の妹にも子どもがおり、彼も夫にとっては甥っ子です。しかし夫は、彼の誕生日にプレゼントを贈ったり電話をかけたりしたことがないんですよね…。

 

夫は優しい人で、決して意地悪でそんなことをしているのでないのは分かっています。ただ、甥っ子のことが頭からすっかり抜け落ちている。あるいは、「誕生日って、日本ではドイツほどには重視されていないからね」などと考えているのでしょう。あとは、「日本は遠いから、プレゼントは贈らなくてもまあいっか」とかね。

 

いやいや、それが許されると思ってたら大間違いやで。

 

むしろ遠く離れているからこそ、夫には「君の家族に心を寄せているよ」という姿勢を見せてほしいです。国際結婚で片方が移住をしている場合、相手からの信頼ってこういう場面で勝ち得るものだと思うのだけど。夫のこうした気遣いがあるだけで、私も海外生活をもっと肯定できるようになるのにな。

 

私「私の親兄弟はまあいいとしても、甥っ子の誕生日は思い出して祝ってあげてよ。子どもなんだからさ」

 

夫「悪かったよ、今年は甥っ子くんにもプレゼントを贈ろうね」

 

…というやりとりをし、一件落着するも、こういうのってこちらから頼んでやってもらっても仕方がないというか、自ら気付けないことが罪というか…(苦笑)。

 

モヤモヤは募るばかりです。(←しつこい)