ドイツ在住 マルカの部屋

時にしょっぱい海外生活を楽しく乗り切るブログ

母、恐竜に夢中。

我が子が男子でよかったと思うこと。それは、自分が幼少期に通ってこなかった道を共に歩き、見たことのない景色を見させてもらえること!

 

鉄道・恐竜・宇宙・ロボット等々、男の子が関心を持つ傾向にある分野って、スケールがデカい。そして大人にとっても興味深いものが多い。

 

コロコロ興味が移り変わる息子だが、恐竜ブームは1年経っても一向に去る気配がない。それで私も一緒になって、図鑑を読んだりDVDを観たり博物館へ足を運んだりしているわけなのだが、これが37歳の中年女にとっても超面白いんです。

 

恐竜は約2億年前に地球上に誕生したらしいのだが、いやいや、「2億年」っていったいどんな時間なのよ。古代エジプトの誕生が約5千年前。初期の人類であるアウストラロピテクスの誕生が400万年前。私はもうこの辺りで既に目眩がしてくる。で、2億年前って……(汗)??あまりに気の遠くなる年月で、実際にそんな過去が存在したということ自体、なんだか信じられないのだ。

 

そしてこの姿かたちよ。こんなポケモンキャラみたいな生き物たちが、この地球上を闊歩していたというのが、これまた信じられない。(まあ間違いなくゲームのキャラの方が恐竜を模しているのだが。)

 

 

サイズ感にも驚く。例えば、有名なトリケラトプス。てっきりサイぐらいの大きさなのかと思っていた。(動物園で見るとサイも結構大きいよ。)ところがサイが体長約3mであるのに対し、トリケラトプスは3倍の約9m。人間のモデルを隣に置いて比較すると、いかに巨大だったかが分かる。最大の恐竜だといわれるアルゼンチノサウルスに至っては体長約35mときた。25mのプールなんかじゃ到底収まりきらないサイズですよ。そんな巨大な生き物が、本当に本当に存在したの!?

 

 

図鑑を眺めていると、「見たこともない、今存在しない大昔の生き物について、なぜそこまで詳細に分かる!?」と、「恐竜研究」に対する興味も湧く。

 

 

例えば、これらは全てプロトケラトプスの仲間で、それぞれに名前がついているのだが、全部一緒に見えませんか……。現存する生物ならともかく、もう存在しない恐竜について、大昔の化石を手がかりに違いを見つけ分類していく、そんなことが可能だということに驚く。

 

とまあこんな感じで、母の私も恐竜にお熱。息子よ、こんなに面白い世界へ私を誘ってくれてありがとう!

 

先日訪れた、ベルリンのフンボルト博物館

*書籍画像は全て、「小学館の図鑑NEO 恐竜」より