ドイツ在住 マルカの部屋

時にしょっぱい海外生活を楽しく乗り切るブログ

良き人との出会い。だから旅はやめられない。

日本からドイツへ帰る飛行機の中で、楽しい出会いがあったので記録。

 

今回のフライトは、大阪→パリ、パリ→ドイツという乗り継ぎだったのですが、大阪→パリ便でたまたま席が隣になったオランダ人の青年と仲良くなりました。

 

幼児を連れてのフライトというのは何かと周囲に迷惑をかけることも多いので、いつも緊張が伴います。なので隣人がフレンドリーな人だとホッとする。今回のお隣さんも、飛行機に搭乗して軽く挨拶した瞬間から、感じの良さが伝わってくる人でした。周囲にいる女性たちの荷物の格納なんかもテキパキと手伝ってあげている。

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一時帰国した日本に恋焦がれる

立ち上げて間もないブログを2ヶ月もほったらかして、日本へ帰国していました。パソコンなんて開いている暇がないくらい、夢中で日本を喰い貪った。。。

 

冬の日本て最高ですよね。牡蠣に蟹にと美味しいものをたらふく食べ、温泉につかり、コタツでみかん頬張りながらぬくぬくと過ごす。これだよ、私が求めている冬は!!

 

寒くて暗くて毎日しとしと雨が降る真冬のドイツへ戻ってきて、わたくし、既に気が滅入っています…。

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全員がフラフープを回せる日本の園児たち

皆が同じ能力を求められる?

運動会シーズン。日本に住む妹から、甥っ子の幼稚園の運動会の動画が送られてきました。

 

甥っ子が属する年中さんの出し物は、フラフープを使ったダンス。音楽に合わせて子どもたちが踊る姿は可愛いし、頑張って練習したんだなーと胸アツでした。

 

温かな気持ちで試聴していたのですが、最後に驚きの演出が。4歳児のクラス全員が、一斉に腰でフラフープを回す回す!!コレ、回せない子どもが一人もいないのです。甥っ子も最初はできなかったのだけれど、練習に練習を重ね、できるようになったとのこと。

 

本当に驚いたし感心もした。努力した子どもたちに拍手を送りたいし、先生方の指導も素晴らしいと思う。

 

けれど一方で、ちょっとゾワっとした気持ちにもなったのでした。日本の子どもたちは、こうして幼少期から「全員が同じことをできるようになる」ことを叩き込まれていくのだなぁと…。子どもたち全員が笛に合わせて行進したりフラフープを回すのをドイツ人が見たら、きっと衝撃を受けると思います。

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ドイツで驚いた色のジェンダー

先日、息子の自転車買い替えのため、自転車屋へ行ってきました。中古自転車も扱うお店です。

 

自転車くらい新品を買ってやりたいところですが、ドイツは自転車がめちゃめちゃ高価。新品は子ども用でも400ユーロ(=58,000円)からといったところです。成長に合わせて買い替えなければならないものだし、もう中古でええわと。とはいえ中古でも200ユーロくらいするんですけどね…。

 

現在、自転車市場は品不足だということで、まず品数自体がものすごく少なかった。でも息子にピッタリサイズの紫色の中古自転車を奇跡的に発見!値段も180ユーロとまぁお手頃でした。「これええやん」と私は興味深く見ていたのですが、店主が一言。

 

「でも紫色は女の子の色だもんねぇ」

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私が住みにくいドイツで暮らし続ける理由

私は、自分の居住国であるドイツという国を、正直さほど気に入ってはいません。

 

その理由は、社会があまりにもカオスで住みにくいから。多くの日本人はドイツという国に、「真面目」「勤勉」「日本に近いところがある」というイメージを持っていると思います。しかし実際に住んでみると気づくのですが、ドイツ社会というのは意外とガサツでいい加減で無秩序だったりします…。

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休暇の取得には感謝が必要?日独の違い

先日、とある企業の採用広報記事を読みました。内容は、長期育休を取得中の男性社員へのインタビュー記事。「多様な働き方の実現を目指す会社」だということをアピールし、応募につなげるというものです。

 

インタビュー対象の男性はとても礼儀正しい方。「ただの働きやすいホワイト企業だと思われるのは不本意。育休は会社との信頼関係なしには実現しないものだ」「育休を取らせてくれる会社に感謝しなければ」「権利を振りかざすような形で育休を取得すべきではない」と、記事中、謙虚に語る姿が印象的でした。

 

私も日本人だから、この感覚はまあ分かる。ただ一方で、ドイツで出産育児を経験し感覚がドイツ人化しかけている私には、「”ただの働きやすいホワイト企業”ではなぜダメなのだろう?」という問いも湧いてきたのでした。

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不採用通知にちょい落ち込む

ドイツへ来て早6年。息子が5歳になったこのタイミングで、ようやく幼稚園の終日預け枠を取ることができました。

 

わたくしマルカは超絶仕事をしたい派の人間なのですが、今までは午前中しか子どもを幼稚園に預けられなかったため、働きに出ることが困難でした。

 

それでも無茶をして採用面接を受けたりしていたのだけれど、当然ながら企業は、子どもを預ける場所を確保していない人間を採用できるはずもなく。そして幼稚園側は「フルタイムで働いていない人は終日枠の優先から外れる」と…。

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